"iratsume" - Nihongo - Feminism and Lesbian Art

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<< はじめ（1） <<

今回のことで、今までだってセクシュアリティとかアイデンティティとか別に決まってないし揺らぐし当人の勝手だし社会的に構築されてるしとか、読んだり聞いたり、だいたい理解していたつもりだったけれど、私は他人に対して勝手な期待ってのを相当激しくしてるんだなぁと改めて思った。他人の選択について、「私が」望んでいるつもりはなくとも、どこかにその人らしさとか変わらないものがあって、その核の部分についてはその人は変わらない選択をするに違いないと「私は」思ってる。まさか他人自らがその人らしいと「私が」思っている部分を壊すようなことはしないと思ってる。何度もある意味予想を裏切られる経験をしてもなお、私はそういう態度でいる。ある種の約束を履行することでしか、信頼関係は築けないというのもあるけど、私自身が他人にここまで期待する性格だったとは知らなかった。

自分がアメリカナイズされているから、私は私みたいな、ある人らしさなるものの存在を強く信じているのかなぁと思ったりもするんだけど、人の核になるところって、私が思ってるよりはずいぶんとあやういみたいだ。思うに自分らしさと私自身が定義している部分は、自分にとっての倫理観のベースに限りなく近い。だから私自身は、どれが自分らしくてどれが自分らしくない行動か、かなり明確に意識している。そういう傾向が自分自身についてはあるから、他人のらしくないと思われる行動にショックを受けるのかもしれない。

尻切れトンボだけど、ここまでしか書けない。今の自分にはこんな風にしか書けない。FLA は私個人で思いついてやり始めたが、いらつめのサイトや冊子は、彼女と2人で始めた。こればかりが理由ではないのだが、おそらく私がいらつめに以前のように書くことはもうないと思う。

そんな訳で、オフラインのミーティングは企画するかもしれないけれど、この先のいらつめサイトの更新は未定です。冊子も、新しくは作らないかな。でもサイトを閉じることは当分ないので、それから必要に応じて細かな訂正等はしていくつもりなので、気が向いたらまた見に来てください。

今この一瞬に、同じ時を過ごしているだろう必然に感謝。最後まで読んでくれてありがとう。

Janis Cherry

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