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"iratsume" ->> Nihongo ->> 「分野別」essays ->> エッセイ スウェーデンのゲイ事情 (1) by mike
今年の夏にちょっと寄ったストックホルムでのゲイ事情を書こうと思って早2ヶ月。サミィと2丁目のルミエールで袋入りのカーミラのvol.8を見たら『レズビアンの歩き方/クチコミ海外旅行ガイド&絶対使えるレズ英語』という特集が。アレ、ぼやぼやしてたら私が書く必要なくなっちゃったかな? ちょっとアンタ買って中身チェックさせてよ、とケチな注文にサミィをつき合わせ買わせ、袋を開けて見せてもらったらストックホルムはありませんでした。 ので、それではゲイ・ストックホルムをご紹介。 ゲイタウン観光を目的にストックホルムに行く人へ。下準備は心配ありません! 行ったらレインボーフラッグの掲げてあるお店を見つけて、そこで "Welcome to Gay Stockholm!" というヘテロ向け観光地図をパロって作ってある立派なゲイマップをもらうだけ。そこから目星をつけて Let's go! [地図はここからダウンロード可:PDF;5.88MB] 私の場合、ストックホルムの中心地の一つである旧市街があるガラムスタン島を歩いていたら、店先にレインボーフラッグを見つけたのでした。旧市街らしい落ち着いた趣きのあるレストラン&バー。店前の石畳の道沿いにはテラス・テーブルが並んでいて、おしゃべりに夢中になっている人たちがとても楽しそう。 でも今回の旅行の目的はゲイタウン観光ではなく、日本クラフト&アーツが大好きだという共通の趣味で仲良くなった8年来のドイツ人の友人ジョー(現在60)の親戚がスウェーデンに別荘を持っており、彼女自身も別荘建築計画中で土地買い取りの契約が済んだ所。そんなワクワクなジョーの計画を楽しみつつ、車でスウェーデンを走り抜け、スカンジナビアンデザインを堪能しとうと思っていたのだ。 そんな楽しそうな計画は、実際に旅が始まってみると何かと困難がつきまとった。 まず1つ目、私は愛読しているスカンジナビアン・デザインの手引き『北欧案内』を荷物に入れるのを忘れてしまった事に成田空港で気がついた。私がスカンジナビアだからこそ惹かれた目的地を見失ってしまい、ジョーに伝えることができなかった。これは本当にマヌケだった。 2つ目に、ストックホルムがどこにあるのかを気に留めていなかった。ジョーの別荘がデンマークのコペンハーゲンにある空港から一つ目の駅が最寄り駅だからそこまで来てくれれば後は3人で車で旅をしようという申し出を、下準備の時間がなかったのをいい事に、ツアーに乗っかっちゃうみたいな気分で軽くOKしてしまっていた。実際、ストックホルムはジョーの別荘から500キロも離れていた。 3つ目に、この8年で私のセクシュアリティの変化と共にライフスタイルやアートに対する興味の持ち方が変化しており、それは、たまにしか会わない旧知の友人や母親と、再会の一瞬で埋まるようなものではなかった。 とっくにカムアウト済みではあったが、私がいちレズビアンとして常に3人の中に存在し私の興味で会話をすることは、セクシュアリティの違いや恋人の有無の差を意識させられ、人種によるゲイ文化理解度の違いを明らかにし、私たちのジェネレーションギャップを強調し、一日の終わりには気まずさを残した。 次の日には笑顔で仕切り直しをして、楽しい会話を探そうと3人ともがどこかしらナイーブだった。 もやもやを抱えつつ、ヘテヘテ奴隷船に詰め込まれた気分でのスウェーデン旅行。車の窓から見る外は牧草地でのんびりしてる豚、牛、馬ばっかり…。ウマになりてぇ。。 >> つづき (2) >> mike <<参考情報>> http://www.carmilla.jp/ 価格: ¥1,050(税込) 出版社: プチグラパブリッシング; ISBN: 4939102521; (10/2003) 30.10.05 Copyright © 2002-2008 "iratsume." All Rights Reserved. |