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vagina_monologues_cover"The Vagina Monologues"
U.S. 定価: $19.98
amazon.co.jp 価格: ¥2,213
VHS (06/2002)
海外版(日本語字幕なし)NTSC(日本、米国、カナダ向け)
ASIN: B00006677Z

2002年11月のミーティングの時間内に紹介した Vagina Monologues / Movie のビデオはアメリカのケーブルテレビ HBO で製作・放送されたテレビ映画バージョンで、一人語り形式のステージを元にしています。公式サイト(NYでのステージ公演、原作者と製作関係者情報)

200人以上の女性にインタビューして、女性器について語ってもらったら、女性器が語るような・語られるような主体と客体がこんがらがったことになっていったという出だしで、女性器俗語を言い立てるところから始まり、自分のモノを見たことがないとか、男との、女との、セックスの話、戦場での、日常生活のなかにあったレイプ、出産、それにまつわる戸惑いや恥かしさや怒り、もちろんオーガズムも含めての快楽などさまざまな思いが、語る女性の役(アクセントやトーンの違いのみで演じるのは同じ人)を変えて綴られていきます。

途中、ビデオではインタビューシーンもはいりますが、基本的にステージ用に書き下ろされたモノローグ(ひとり言)集です。

時間があるのなら本(The Vagina Monologues: The V-Day Edition, Vagina Monologues)もおすすめです。かなり癖のある英語の設定なども脚本ではしっかり書かれているのでそういう設定部分や背景を読み取るのなら、文字の方がむしろ分かりやすいかもしれません。
このビデオには納められていないダイアログもあります。

この脚本を元に、全米各地のキャンパスで学生達が自主公演をするのが去年・一昨年あたりにとても流行りました。

Vday(女性に対する暴力の終わる日という意味でつけられた)プロジェクト www.vday.orgはこういった自主公演を2月14日のバレンタインデイかその前後にすることで、女性に対する暴力に反対していく運動についての啓発をし、Vagina Monologues の公演とその他の収益を運動に繋げるプロジェクトになっています。
ビデオや脚本の収益の一部もこの運動に寄付されます。

09.12.03
Text by Janis Cherry
  • ライタープロフィール

    * * * 追記 * * *
    2002年12月、日本語翻訳が出版されました。
    ヴァギナ・モノローグ」 白水社 岸本佐知子(翻訳) 1500円
  • ブックレビュー by mike








    09.12.02
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