フェミニズムとレズビアン・アートの会
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フェミニズム/レズビアン・スタディーズ/クィア・スタディーズの本を読む勉強会
Study Group: Reading Susan Sontag“Illness as Metaphor" and "AIDS and Its Metaphors"
ソンタグ読書会 (アートQキャラバン関連イベント)

Illness as Metaphor 表紙

14歳から30歳までの日記とノート (『私は生まれなおしている---日記とノート 1947-1963』デイヴィッド・リーフ編集、木幡 和枝翻訳、河出書房新社) が2010年12月に翻訳出版されたスーザン・ソンタグ (1933-2004) 。
日本語翻訳も大変充実している彼女の作品から、今回は『隠喩としての病い・エイズとその隠喩』("Illness as Metaphor" (1977) と"AIDS and Its Metaphors" (1988)) を読みます。いまや古典ともいわれる本 (元は2作品) ですが、発表当時の状況等、背景知識を補いながら、できるだけ彼女が言いたかったことを正確に、そしてあえて語らなかった・語りえなかったことを想像しながら、読んでみたいと思います。
 
読書会は毎回テキストの内容についてディスカッションします。「英語」や「翻訳」の勉強が目的ではないのでご注意ください。今回は特に緻密なテキスト分析ができるといいのですが、時間の制約上まずは読み通すことを目標にします。不安なことがあればメールでご連絡ください。

■日時:2011年2月2日、9日、23日、3月2日、9日、23日 全6回
    水曜日夜7時30分から8時30分まで (2月15日と3月15日は開催しません)
■場所:community center akta [www.rainbowring.org/akta]
東京都新宿区新宿2-15-13第二中江ビル301
地下鉄新宿三丁目駅・新宿御苑駅から徒歩5分くらい、JR新宿駅から徒歩10-15分
■費用:資料代 (コピー代実費1回あたり200円程度)
■定員:各回10人まで。先着順。

■テキスト:Susan Sontag. "Illness as Metaphor and AIDS and Its Metaphors." (リンクは2009年に出版されたペンギン版ですが、基本的にどの版でもかまいません)
または、日本語翻訳『隠喩としての病い・エイズとその隠喩』 (富山太佳夫翻訳、1992年初版、2006年新装版、みすず書房)

■進め方:2月に『隠喩としての病い』"Illness as Metaphor"、3月に『エイズとその隠喩』"AIDS and Its Metaphors"を読む予定です。
最初の30分程度は内容を確認し、残りの時間で気がついたところや思いついたことをシェアします。
こちらで簡単な日本語のレジュメを用意しますが、テキストはどの言語で書かれたものでもよいのでできる範囲でちょっとでも予習してくるとより楽しいですよ。
ディスカッションはたぶん日本語。英語力は全く問いません。

■備考:参加にあたっては前日夜7時までにJanisまで連絡をください。
・キャンセルの場合、直前でも連絡していただけると助かります。
・一部の回のみの参加も可能です。
・「見学」 (沈黙) というのはなしです。
(実際は会場の都合で、覗き見&立ち聞きできます。お気軽にどうぞ。)
・性別・性自認・性指向・国籍・学歴など不問。
・分からないこと、不安な点があればメールください。

■参加希望される方は次の項目についてお一人ずつメールで教えてください。
メールアドレスは janis_cherry(at)selfishprotein.net
----- (参加希望メール内容ここから) ------
・なまえ (法律上でも通称でもかまいません。メールのやりとりのためのなまえ)
・パソコンのメールアドレス
・あれば携帯電話のメールアドレスまたは番号 (当日連絡用)
・参加希望日 (今のところの参加予定;全回来られそうですか?)
2/2, 2/9, 2/23, 3/2, 3/9, 3/23
・この読書会のことをどうやって知りましたか?
・本は持っていますか? 購入する/図書館で借りる予定等はありますか?
・何か要望などあればどうぞ。
----- (参加希望メール内容ここまで) ------

■今回のテキストと読書会の内容について:
(後で書くかも)


Tentative Schedule (as of January 18, 2011)
  Date Title Section(s) Picador 1990 version (Pages) みすず書房 2006年新装版 (ページ) Last Sentence
1 2/2 "Illness" (Introduction), 1, 2, 3 Pages 3-26 5-38ページ "Health becomes banal, even vulgar."
2 2/9 "Illness" 4, 5, 6, 7 Pages 26-57 38-86ページ "Patients who are instructed that they have, unwittingly, caused their disease are also being made to feel that they have deserved it."
3 2/23 "Illness" 8, 9 Pages 57-87 86-131ページ "The cancer metaphor will be made obsolete, I would predict, long before the problems it has reflected so vividly will be resolved."
4 3/2 "AIDS" 1, 2 Pages 93-112 135-164 ページ "Now the generic rebuke to life and to hope is AIDS."
5 3/9 "AIDS" 3, 4, 5, 6 Pages 112-159 164-234ページ "For though the fears AIDS represents are old, its status as that unexpected event, an entirely new disease -- a new judgment, as it were -- adds to the dread."
6 3/23 "AIDS" 7, 8 Pages 159-183 234-271ページ "About that metaphor, the military one, I would say, if I may paraphrase Lucretius: Give it back to the war-makers."



最も新しい情報はウェブサイトで確認できます。
[http://selfishprotein.net/cherryj/indexj.shtml] (日本語)


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