| Title 題名 |
The sexual healing journey: a guide for survivors of sexual abuse. 1st edition |
| Author 著者 |
Maltz, Wendy |
| Publisher 出版社 |
HarperCollins Publishers, NY. |
| year 出版年 |
1991 |
| language 言語 |
English 英語 |
| review レビュー |
性的虐待を受けた年齢を問わず(つまり大人も含め)、また性別や、社会的背景など、違えどすべての場合を考えつくして、あらゆる性的虐待の罠から逃れるための本。(ちょっと誇張かな?) 自分はひょっとして、性的虐待を受けたのではないか?でもたいしたことないから平気(なはず)と強がっている人。同性間だったから、知らない人だったから、セックスまではしなかったから、実の親とやった人よりはましなんて思っている人。今あるこの不自由さから、圧しこめた感情のために楽しめない性生活を何とかしたいというそんな人なら、読む価値があります。対象と予測されるどんな状況の読者にも目配りがなされていて、取りこぼしがない。 名の通り、被虐待体験の与えた今のサバイバーに対する影響に気が付くこと、付き合っていくこと、前向きに生き抜くことってな章立てで書かれています。 被虐待を経験してきた人が、どのような問題を抱えこみやすいか、どんな解決方法があるかという点に重点をおいて書かれているので、今まさに虐待下にある人以上に、記憶と自分の正直な感情を取り戻しつつある人に最適でしょう。いやむしろ、そんなパートナーと付き合う羽目になった人(←言い方きつい?)にも、ヒントあり。 筆者自身サバイバーということがはっきりと冒頭にあってその意味で、この本を読みきることができないほど不安定な状態の人も、手元において置いたとして、1人でない感覚は味わえるかもしれない。 虐待を経て、その記憶を取り戻し、自分の持っている性に関連した行動と感情の処理の不自然さ、不自由さを自覚した人達の例が豊富です。実際チェックリストとかがついていて、ワークブックとして使えるうえ、コンセプト一つ一つが定義付けされていて親切。セラピーの種類も丁寧に説明されていて、情報量が多い。その分ちょっと分厚い。Towerのとくらべても大きい版ですしね。 情報源や援助施設として紹介されているのはアメリカ国内ですが、この著者はほかにカップルのためのビデオも出していて、それもチラッと紹介されています。興味のある方は本の後ろの方もチェック。 |
| for whom? 予想される読者 |
esp. survivors&their partners |