"iratsume" ->> Nihongo ->> 「分野別」アートニュース ->> Zines フリーペーパー・ミニコミ出版 The Power of Pussy

女子オナニーイメージアップキャンペーン!
:::「フェミ×エロ」企画:::

「女子オンリーで普段話しづらいカラダのこと、セックス、オナニー、ジェンダー、フェミニズムについて、真剣かつ気軽におしゃべりしましょ」というカフェ・イベントが2003/7/3もありました。このイベントのために作ったフリペが"The Power of Pussy"です。


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☆ 今回のスペシャルゲストはオンナのセックスグッズストア・ラブピースクラブ代表 北原みのりさん (LOVE PIECE CLUB http://www.lovepiececlub.com/) でした。

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フェミニズムとエロ(あえてエロスとかエロチカと言わず)はなぜ引き裂かれてきたんだろう???

今回のイベントでは、同日に京都精華大学のアッセンブリーアワーで「女の風俗」をテーマに講演に来た北原さん(バイブ屋は風営法に引っかかり、猥褻物陳列、という観点から公安の許可を申請する必要があるらしい。単なるマッサージ・グッズで警察にとやかく言われない日が早く来て欲しいワ)を招いて、夜に交流会込みで「女子オナニー茶会」が催された。主催は EFPP (Ero Femi Pop Project / e-mail to: efpp2003(at)hotmail.com) 。

「オナニーの『オ』も言えない人への配慮はどうしたら?」という懸念がいつもスタッフ内で重要問題として持ち上がっていたが、『女子オナニーイメージアップキャンペーン!』というキャッチを乗り越えて参加してくれた自称女子パス女子たちには、「私には距離のある言葉」「男にも女にも区別されたくない」と『オナニー』や『オンナ』という言葉への違和感を自己紹介で発言してもらえて、スタッフは胸を撫で下ろし…というか、某スタッフの単なる楽観的誤解かもしれないが、このイベントでは参加者の「『わたし』の発言に対する不安、怖れ」が少なかったように感じた。自己紹介タイムではオナニー話に始まり、レズビアン申告、セクハラ被害、自称フェミニストが結婚する話、女を好きになった話、聾としてのプライド、仕事の話、母親との価値観とのギャップ、PTSD とのつき合い方、…等々色んな話がでた。こんな話が聞きたかった話でもあり、したかった話でもあり。

帰り道に話をした友人の言葉を借りれば「集団オナニーをした感じでしたね!」…うん、そんな感じ。リラックスして心のオナニー、みんなでしちゃった。70年代のリヴ世代がオナニー話で盛り上がったのって、こんな感じだったのかな、と思いつつ。あ、実際のオナニー原体験話では、自転車派・うつぶせ派・シャワー派など、重なる情報もあり楽しかったです。

今回のイベントの特徴をあげれば、20〜30代の人達が集った、という点。スタッフの一人によるプレゼンテーションによる『第三派フェミニズム』の観点からも言えると思うけど、「自分・肉体・性欲、…」など、「教条的・政治的・経済的・男女平等的に正しい生活=女性の地位向上」というアカデミックなフェミニズムではなく、その時・そのままの自分を肯定的に生きていく助けになるフェミニズム―そのままの自分を受け入れることで自分以外の人々の多様な生活スタイルの選択にも興味を持ち、参考にしたり、凝り固まりがちな頭をリフレッシュできるような情報交換できるような場作りが、これからのスタイルなんじゃないかな〜、とも思いました。

このサイトからダウンロードできるフリーペーパーはイベントの事前に用意したものです。是非ご覧下さい。

05.07.2003
Reported by 某スタッフ







05.07.03
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