フェミニズムとレズビアン・アートの会
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英語のフェミニズム/レズビアン・スタディーズ/クィア・スタディーズの本を読む勉強会
Study Group: Reading “Queer Economics: a reader."
「クイア経済学」英語読書会

Queer Economics 表紙今回のテキストは「クイア経済学」と銘打った入門論文集、Joyce Jacobsen and Adam Zeller. (2007). "Queer Economics: A Reader." Routledge. です。この本には1980年代から2000年代に発表された22編の文章が収められています。そのうち7編を発表順に読んでいきます。

読書会は毎回テキストの内容についてディスカッションします。「英語」(テキスト分析)や「翻訳」の勉強が目的ではないのでご注意ください。不安なことがあればメールでご連絡ください。☆ 初回9月25日は予習不要です。お気軽にどうぞ。

■日時:2008年9月25日〜12月4日まで 全11回
    毎週木曜日夜7時30分から9時30分まで
    ☆9月25日はプレミーティング☆
■10/30 場所変更しました:エクセルシオール カフェ 田町東口店
東京都港区芝浦3-5-39 田町イーストウィング1F
JR田町駅 芝浦口から徒歩1分
地下鉄三田線・浅草線:三田駅
[エクセルシオール カフェ 店舗案内]

港区立男女平等参画センター「リーブラ」3階 交流コーナー
http://www.kissport.or.jp/sisetu/libra/index.html
〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-47

※ 場所変更の理由はこちら
■費用:資料代(1回あたり200円程度)
■9月25日プレミーティングでは、第2回(10/2)と第3回(10/9)のテキストを渡します。110円必要です。
■定員:各回10人まで。先着順。

■テキスト:Joyce Jacobsen and Adam Zeller (Eds). (2007). "Queer Economics: A Reader." Routledge. (amazon.com; Contents)

■進め方:週6-12ページのペースで、全7編を読む予定です。
最初の1時間は内容を確認し、残りの1時間で気がついたところや思いついたことをシェアします。
こちらで簡単な日本語のレジュメを用意しますが、できる範囲でちょっとでも予習してくるとより楽しいですよ。
ディスカッションはたぶん日本語。英語力は問いません。

■備考:参加にあたっては前日夜7時までにJanisまで連絡をください。
・キャンセルの場合、直前でも連絡していただけると助かります。
・一部の回のみの参加も可能です。
・「見学」(沈黙)というのはなしです。
・性別・性自認・性指向・国籍・学歴など不問。
・分からないこと、不安な点があればメールください。

■参加希望される方は次の項目についてお一人ずつメールで教えてください。
メールアドレスは janis_cherry(at)selfishprotein.net
-----(参加希望メール内容ここから)------
・なまえ(法律上でも通称でもかまいません。メールのやりとりのためのなまえ)
・パソコンのメールアドレス
・あれば携帯電話のメールアドレスまたは番号(当日連絡用)
・参加希望日(今のところの参加予定;全回来られそうですか?)
9/25, 10/2, 10/9, 10/16, 10/23, 10/30, 11/6, 11/13, 11/20, 11/27, 12/4
・この読書会のことをどうやって知りましたか?
・9/25のプレミーティングには何時ごろ見えますか?
・本は持っていますか? または購入する予定はありますか?
・何か要望などあればどうぞ。
-----(参加希望メール内容ここまで)------

■今回のテキストと読書会の内容について:
現時点で「クイア経済学」なる学問分野は確立されていません。表象分析や精神分析など視野にない、いわゆる「経済学」を思うと、「クイア」+「経済学」と言われても内容をイメージしづらいかもしれません。
でも経済や経済学は割と生活に近いところにあるのですよ。どんな服を誰が作って誰が買って誰が着るのか、どの映画の誰のどんな評価がより大事なのか、どの産業のどの企業のどの職場でどんな労働条件で働くのかあるいは働かないのか、誰とどの財布を共有するのかしないのか、どう資金を調達して何に投資するのか、どんな住居で誰と家事や賃労働を分担してあるいはしないでいるのか、どの政府にどういう仕組みで税金を納めるのか、どんな医療保険と社会福祉の制度を作るのか。何はともあれ個々人と社会全体の経済的な帰結は一人一人の生死に関わるはずです。

ちなみにいわゆる経済学は、経済活動を数値化して、そのパターンを読み解き理論化する社会科学の一分野です。実際には仮説を立てて、それが正しいことをあるいは誤っていたり限界があることをデータを収集・分析して論証して理論化します。そしてそういう理論を元に経済政策(税制・保険・福祉制度・貿易・金融など)は立てられます(たぶん)。でも自分が何者なのかが揺らいでいたり、あえて言いたくなかったり、名前をつけても構わないけど選んでくださいと言われた中に選べる選択肢がなかったら、経済学者が集めているデータにその人の経済活動は反映されないのでしょうか? 経済活動が統計上の数字にない人は存在しないのでしょうか? 存在しないことになっている人は経済政策に反映されないのでしょうか? ひょっとしていわゆる経済学が前提としている世界に含まれているのはボクらが生きている社会のうちのごくごく一部なんじゃないでしょうか? 話は飛びますが就職活動するときの格好は、なぜあーゆーのが当たり前なんでしょうね? 最近レズビアンやゲイをターゲットにしたマーケティングとかダイバーシティとかいうけれど、本当のところは一体何が起こっていて、どこの誰のことを言ってるんでしょうか?

クイアとは何ぞや?という質問さえ出てこないのが今までの経済学なのかもしれませんが、そういう経済学や今までの経済政策が見て来なかったところにあえて切り込んでいく視点をこの読書会でいくつか探ってみませんか?

※ クイア経済学にまつわる現実的な問題や考察のうち、インターネット上で読めるもの(英語で書かれたニュースなど)をここに集めてあります。よろしければごらんください。 http://tech.groups.yahoo.com/group/queer_econ/links

※ 情報掲載させてもらったウェブサイト。mixi のコミュニティ:"クイア・スタディーズ"と"企業の社会的責任 (CSR)"、れ組スタジオ・東京ウーマンズ・ウィークエンドcome outBravissima!MILK/GREEN(ウェブサイトとメールマガジン)
※ 案内を掲載してくださったウェブサイト。ubiqueerデルタG 
…ありがとうございます。


Tentative Schedule [Latest]
  Date Pages Author(s) Title Year
1 9/25     Introduction  
2 10/2 181-193 John D'Emilio Capitalism and gay identity 1983
3 10/9 297-303 Amy Gluckman and Betsy Reed The gay marketing moment 1993
4 10/16 193-204 Julie Matthaei The sexual division of labor, sexuality and lesbian/gay liberation: towards a Marxist-feminist analysis of sexuality in U.S. capitalism 1995
5 10/23 204-213      
6 10/30 213-227      
7 11/6 19-31 M.V. Lee Badgett Gender, sexuality, and sexual orientation: all in the feminist family? 1995
8 11/13 31-37      
    38-40 Colleen Lamos Opening questions 1995
9 11/20 330-337 Andrew S. Walters and Maria-Cristina Curran Excuse me sir? May I help you and your boyfriend?: salespersons' differential treatment of homosexual and straight customers 1996
10 11/27 338-346      
  additional reading   Prue Hyman Lesbians and Gay Men Flirting with/Disengaging from Vital Statistics: Same Sex Relationships and the NZ Census 1971/2001 2003
11 12/4 275-290 Doris Weichselbaumer Sexual orientation discrimination in hiring 2003


※ リーブラの交流コーナーを読書会の場所として使用することについて、リーブラのポリシーに反するかもしれないと知人のBさんから教えてもらいました。そういった事情で2008年10月30日の回から移動しましたが、どの部分が具体的に問題なのかを説明していただけるとありがたいとリーブラの方にお願いしていました。11月4日に下記のようなメールを担当者の方からいただきましたので転載します。
(ウェブサイトへの転載許可をいただいています)

----メール転載ここから(リーブラからJanisへ)-----
janis cherry 様

突然メールで失礼いたします リーブラのAと申します
Bさんにこのアドレスをお聞きしてメールいたします
交流コーナーについてのご連絡が遅くなりすみません
交流コーナーは、情報交換ができる場としてどなたでも自由に
ご利用いただけます
ただし、定期的に交流コーナーで会を開催するような固定的な
ご利用はお断りしています 当センターは貸室があり勉強会等を
する場合は部屋のご利用をお願いしています
交流コーナーで勉強会(定期的な)はお断りしますとの説明は
ガイドブックやHPには出ていませんが、今までも利用者の皆様に
お願いしてきていますので、よろしくお願いします
また、参加者を募集して会を開催することもお断りしています 
その説明は、HPの「お部屋の借り方」の中で利用できない項目に
「一般に参加者を募集しての講習会・セミナー等で利用する場合」
とご案内しています
メールでのご説明では不十分かと思いますので、ご不明な点が
ございましたら、ご連絡をくださるようお願いいたします

リーブラ  A
-----メール転載ここまで(リーブラからJanisへ)-----

それに対する Janis の返信はこちら。

-----メール転載ここから(Janisからリーブラへ)-----
リーブラ Aさま:

メールをありがとうございます。フェミニズムとレズビアン・アートの会(FLA)を主宰しております、Janis Cherry と申します。今回、時間を取ってわたしたちの会がリーブラを使用できない旨を丁寧にご説明いただいたことについて、感謝いたします。

以前他の男女共同参画を目的とした場所で、同様の勉強会を企画した際に、交流コーナーのような一角での定期的な勉強会の開催はできない、という方針はありませんでした。ですので、Bさんにご指摘を受けるまではリーブラも同じような方針ではないかと考えていました。事前に確認すべきだったと思います。

現実的に定期的な勉強会の場合、来る人の数がどうしても一定しないので金銭的な面からお部屋を借りることが難しいです。有償でやっている訳でもないので、事前に費用を回収することもできません。

また、交流コーナーをお借りしていたのは、参加表明しなくても、会話の内容を立ち聞きできる場所だったからです。なので、今までFLA主催の読書会は喫茶店や交流スペースのような、誰でも出入りできる一角を借りてきました。「レズビアン」と名前のついた会に来るのはレズビアン当事者であることが多いのですが、そこに来ること自体に勇気が必要な現実があります。リーブラの方針が、こういったニーズに応えていないことを、大変残念に思います。

しかし、「一般に参加者を募集しての講習会・セミナー等で利用する場合」や「講師又は主催者自らが会場の確保、会員の募集、運営等を行う場合」は、通常のお部屋をお借りすることもできないようですので、リーブラでFLA主催の集まりは諦めました。というのもこれまで、私たちが何かしらのの会を企画するときは情報は誰でもアクセス可能なウェブサイトにすべて掲載してきましたから、「一般に参加者を募集して」、「主催者自らが会場の確保、会員の募集、運営等を行」っていると判断されるでしょう。
-----メール転載ここまで(Janisからリーブラへ)----

という訳で、今回のようなケースでは交流コーナーはもちろん、有料の部屋を借りることもできないことになるのですが、今後の検討課題としていただけるそうです。おしまい。

最も新しい情報はウェブサイトで確認できます。
[
http://selfishprotein.net/cherryj/indexj.shtml](日本語)


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